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【マクロビ玄米菜食でやせ過ぎの6つの原因】


健康のためにとマクロビ玄米菜食を始めたけれど、どんどん痩せていき、体重が戻りにくくなってしまって悩んでいる……というご相談がとても多いです。

なぜ、マクロビ玄米菜食で痩せすぎてしまうのでしょうか?

健康のために玄米菜食を始めて、体重が減ることはよくあります。ただ、体重が減り続けて、気がついたら激痩せに……。
そして干からびた体が、元に戻らなくなってしまっていた……!

このような恐ろしい状態になってしまう原因を6つ取り上げていきましょう。

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玄米菜食でやせすぎになる原因1.細胞組織の萎縮

体重が増えにくくなる原因のひとつとして、まず、体全体の組織が萎縮していることが考えられます。これはどういうことかというと、タクアンのような状態をイメージすると分かりやすいです。
塩分過多で水分がどんどんなくなっていくと、タクアンはしなびて干からび、細くてシワシワ、硬くなっていきますよね。
細胞組織がギューッと縮こまっている感じですね。
これと似たようなことが、体にも起こっているのだと想像してみましょう。
塩分が多く水分が少ない食事によって、体の細胞組織が萎縮し、干からびて、体は“タクアン現象”になっているのです。

さてタクアンを水に浸したら、どうでしょう?
水分を吸収して、少しふっくらするかもしれません。しかし年数が経っているほど、カチカチなので九州しにくくなりますよね。
元のみずみずしい新鮮な大根には、到底戻れません。

これと似たようなことが、体に起こっているとしたらどうでしょうか。
例えば9年も塩で固めた体を、みずみずしくふっくらした状態の体にしようとしても、短期間では相当困難であることが想像できることでしょう。

玄米菜食でやせすぎになる原因2.細胞組織の硬化

タクアン現象と似ていますが、今度は梅干しをイメージしてみましょう。
梅干しをずっと放ったらかしにしておきますと、水分が抜けて干からびてカチカチになった状態になるのを見たことがあると思います。
これは、水や酢に浸したりすれば、ゆるんで柔らかくなりますね。

ところが、人体はそう簡単にはいきません。
長い年月をかけてガチガチに固まった体の組織は、例えて言うなら化石のようなもので、柔軟性が失われています。
柔軟性が失くなった体をやわらかくするためには、相当長い月日がかかってしまいます。
このような状態にしないことが大切です。

玄米菜食でやせすぎになる原因3.消化吸収ができない腸内環境の悪化

体重減少の方はまず、腸が悪いかもしれないと考えると良いかもしれません。
腸が悪いということは、消化の悪い食べ物は負担になるため、玄米は厳禁ということが容易に想像できることと思います。

腸は体のすべての中心といえます。
血液はもちろん、脳にも大きな影響を与えます。

腸が悪いとありとあらゆる問題が起こります。
腸に最も悪いのが、消化・分解しにくい食べ物です。
これについて分かりやすいのは肉などの動物性タンパク質、そして玄米などですね。

こういった消化の悪い食べ物を食べていると、腸に負担がかかり続け、しかも未消化のものは腐敗しそれが毒素となって体内に溜まり続けていきます。
すると腸内の悪玉菌が増え、どんどん劣悪な環境になっていくのです。
このような悪い環境の腸は、体に必要なものを吸収しにくい状態になりますし、また、良い血液を造ることが困難になるため、からだ全体をドロドロ血が循環することになってしまいます。

塩分過多と水分不足で硬化すると、腸の蠕動運動が失われていき、さらに悪い状態になっていきます。

玄米菜食でやせすぎになる原因4.水分不足による干からび

マクロビでよく水分を控えるという指導がありますが、大変大きな間違いです。
1で説明したことと一致しますが、水分を控えると、体は干からびタクアン状態になっていくのです。

そして水分が足りないと、血液の方はどうなるでしょう。
サラサラでなく、ドロドロになります。
ドロドロした血液は、動きにくいですね。
そうすると、循環しにくくなり、体のあちこちに問題を起こします。

あらゆる問題がこの水分不足によって起こりますが、一番ありがちなのが冷え症です。
塩分の濃い玄米菜食で水分を控えている人は、大抵冷え症の問題を抱えていると思われます。

ご相談に来た人の中で、「私は冷えていない」と、最初は冷えを自覚していない人もいました。
また、よくありがちなのが、「冷えているのは陰性」だと錯覚し、ますます塩分を増やしたりしてしまうのです。
毎日梅醤番茶を飲みましょうなどといった、間違った対処法です。

根本的な問題を見逃しているのです。

玄米菜食でやせすぎになる原因5.生活習慣

その他には、ここに書ききれないほどのいろいろな問題があります。
これは人によって実に様々です。
ストレス、睡眠不足、過剰労働、動きすぎ、などが主に挙げられます。

仕事や家庭環境などを理由に、気付かないうちに体を傷めつけていることが、とても多いです。
言ってみれば、食事内容以前の問題なのです。

基本的な生活習慣に問題があると、体に悪影響を及ぼします。
労働時間や起床時間、就寝時間、食事時間、心理的な問題などが、実は、健康を害する最も大きな原因になっていたりします。
ここに目を向けず、食事だけ変えてなんとかしようとしても、無理があります。

「え、こんなことが?」と驚かれることも、しばしばあります。
というのは、10年、20年と続けた生活スタイルについて、間違っていると気付くことは、かなり難しいことです。
第三者視点で見ないとわからないことが、本当に多いからです。
体に反しているにもかかわらず「決して変えられない」と言う人も多いのですが、実は本人の思い込みであることがほとんどです。

私の個人指導では、こうした自分では気付けない問題についてもアドバイスしています。

玄米菜食でやせすぎになる原因6.加齢によって溶け出してきた毒素

加齢と書いていますが、実は20代後半から始まっていると考えましょう。
ですので、50代くらいになりますと、毒の溶け出しによる問題は、相当に歴史が長いと解釈するべきです。
つまりどういうことかというと、何十年もの間、溶け出してきた毒素を中和せずに放置していた、ということになります。

ある程度、臓器が健康な人であれば、自然に代謝できるかもしれませんが、食事内容が悪かったり、5の要因などが重なりますと、毒素に加えてさらに体を傷めつけることになってしまいます。
そうすると、体はもう、全身が疲れに疲れ、満身創痍、ただただ疲弊していくばかりです。

40代後半くらいからは、この溜め込んだ毒がどんどん勢いを増して、溶け出してきます。
いわゆる更年期障害の症状は、全てここに原因があると言えるでしょう。
毒を溜めたこと以上に、放置したという問題が、深刻なのです。
しかも、間違ったマクロビ知識によって、玄米菜食にすればこの問題を回避できると錯覚してしまうため、ますます症状をこじらせてしまいます。
むしろ玄米菜食で治りにくくしている、ともいえます。

玄米菜食でやせすぎになる原因を改善する方法

玄米菜食で痩せる原因は、以上大まかに6つに絞って解説しました。
でも、どうしたらいいのでしょうか。
6つの原因を、一気に解決できるのは、『正しい毒消し思考』を取り入れることです。
飲食のすべては毒消しのために行うものと考えると、分かりやすいですね。
これは頭で考えると間違えやすくなってしまいます。
ある程度の知識は必要ですが、『その時、真に美味しいもの』が体に合っています。

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