秋の感覚。先行していく感性は、とても大切なこと。
2020年9月14日
一汁九菜。
秋色の小皿を集めて、……しかしまだ夏野菜を楽しんでいる段階。
こういうミックス感は、いつでも楽しいものです。
コロンと小さめの茄子は、アクがほとんどなく、ふっくらとジューシーな仕上がり。
その茄子を手に取った瞬間、「これは煮るしかないでしょ」と思った。
そういうことはよくありますね。
こうしたら最上だなあ、という感覚。
夏が終わるとともに、セミの声とカネタタキが交代。
季節が変わったな、と思う瞬間を感じます。
季節が変わると、体も精神状態も変化していくので、これは内面に向き合うチャンスともいえます。
いつも以上に、意識を内側に向けていくと良いですね。
今まで思ってもみなかった領域に踏み込んでいた……なんてね。
そうやって、自己との対話が深まっていくのは、実に楽しいものです。
淡い色彩の菊と、ちょっと枯れた葉を組み合わせる。
繊細な色彩感に、季節の微細な変化が表現されていて、なんとも美しい。
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