20年ローズマリー。
2022年4月1日
一汁七菜。
春の膳、といった風情になりましたなあ。
外はもうすっかり桜満開となっていますね。
アスパラ、芽キャベツ、菜の花、舞茸、ブロッコリー、プチトマト、ほうれん草、スナップエンドウ、パセリ。
春の味わいは、体の細胞が活性化する感じ。
夕方になっても明るいなあーと、夕食作りの時に話していました。
いつの間にか、日が長くなっていたようですね。
ローズマリーの花を飾って。
かれこれ20年来、ベランダでずーっと育てているローズマリーの木があるんですが、一度も花が咲いたことがなかったんです。
それで「これはきっと、花の咲かない木なんだ」と思って、すっかり諦めていました。
でも葉っぱは料理に使えるし、香りも良いし、全体的には元気そうでした。
そして昨年11月に1階から3階へと引っ越ししたことを、ローズマリーが気に入ったのかどうか…
本当の理由は全く不明なのですが、なんとこの春、なぜか満開になりました。
古代エジプトでは、ミイラの腐敗防止のため、ローズマリーの枝を棺に入れたとか。エジプトの信仰では、ミイラは来世で蘇るものとされているから、「再生」「不死」を象徴するそうです。神聖なイメージの花なんですね。
『ロミオとジュリエット』や『ハムレット』にもローズマリーが使われるエピソードがあって、そこにも色々な意味が込められています。
神秘的な花が20年経って満開になるという、何だかとっても不思議なことでした。
Push Notification