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西野椰季子のサイト

【マクロビ指導の違いはなぜ?】

マクロビに指導の違いがあるのは、なぜなのでしょうか?
こんなご質問をいただきました。

マクロビ指導の違いに混乱

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はじめまして。
三人の娘の子育て真っ最中のMといいます。
西野先生のレシピ集から、マクロビオティックを実践し始めました。
どのレシピも簡単でおいしいです!!

初めてマクロビをしようと思い買ったレシピ本の時はあんまりだったため、挫折しましたが、、、、
西野先生のレシピは一通り、作りました!家族で楽しんでいます。

とはいうものの、妊娠、出産、妊娠、出産とここ2年ほどは食生活が乱れきってしまい、三人目を出産後の乳腺炎でいよいよヤバイと根性を叩き直すべく、本棚のかたすみの西野先生の本を再度手に取り(謝)三度目の正直で今本格的に実践し直しています。
現在、4ヶ月目です。
これから本格的に勉強したいと思い、育児の合間に色々とネットで検索したりもしているのですが、大きな疑問にぶち当たりました。

それは○○○○式と○○式の二つのマクロビオティックがあるということです。

○○式の動物性食品も週に2日程度なら摂っても良い。
でも体の声に従うこと。というのはまだ良いのです。(摂ってもOKと言われても、体は欲しいと思わないので。)
でも、粉類を控えるとか、じゃがいもやトマトはNGとか、陰陽の分類の食材まで違う(パンは○○○○式は陰性だが、○○式はベークした粉ということで陽性)のには納得がいかないのです。
西野先生もブログで少し触れてらっしゃいましたが。。

そもそも、どうしてこういう違いがあるのでしょうか?
そしてこれからマクロビオティックを勉強したいと思っている私は、どちらのマクロビオティックを学ぶべきなのでしょうか?
時間と費用に余裕があるのであれば、両方のマクロビオティックを学んでみて、自分に合った方を実践していくということができるのでしょうが、なかなか、そうもいかないので、、、
西野先生のご見解をお聞きしたく、分不相応だとは思ったのですが、メールさせて頂きました。

(M様)
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M様、メールありがとうございました!
レシピを楽しんでいただけて嬉しいです!
ありがとうございます!

2つのマクロビオティック?なぜ違いができたのか?

そうですね・・・
実はこういった問題については、はっきり答えてしまうよりも、自分自身で発見するほうが楽しいのです。

考え、発見し、自分のものにすること、それこそがマクロビオティックの楽しさ、素晴らしさです。
そこで簡単にですが、ヒントになるように書いてみましょう。

>○○○○式と○○式の二つのマクロビオティックがあるということです。
>そもそもどうしてこういう違いがあるのでしょうか?

○○○○式とか○○式とかが良いのかどうか?については、私はこれらの内容について詳しく調べておりませんので、どこがどのようにいいのか、または悪いのか、間違いなのか、等、明確にはできません。
ですので、~~式、という考え方はとりあえず横に置いておきましょう。

しかし、これだけはハッキリと言えます。
故大森英櫻先生のすすめていらした、完全穀物菜食(動物性のものは一切摂らない)というかたちが、完璧に無双原理に、本当に間違いなく見事にあてはまる、ということです。
マクロビオティックの提唱者である桜沢先生がご自身の著書に書いていた間違いについて、初めて指摘したのが大森英櫻先生だったのです。
私は、その事実を知ったとき、大変感動しました。
大森先生の正しい陰陽解釈に基づく「動物性を一切摂らない」教えが伝わっていない所では、今でも魚入りのマクロビを指導しています。それがおそらく、Mさんのように混乱してしまう原因のひとつになっていると思われます。

この件は今までも、私のメルマガやブログ等でも、ヒントを少しずつ書いてきました。
特に、私のDVD教材『マクロビ革命』の中で、この件について詳しくお話しさせていただいております。
深く理解されたい方は、是非、ご覧になってみてくださいね。
『マクロビ革命』詳細ページ

陰陽をひも解くヒント

今日は少しだけ、陰陽をひも解くヒントを書いておこうと思います。

まずパンは陽性か陰性かということですが、Mさんが提示されている情報だけでは決められません。
そもそも陰陽というのは、2つのものを比べたときに、どちらがより陽なのか陰なのか、という考え方です。
ですから、何かひとつのものを取り上げて、それが陰だ陽だと決めるのはおかしなことなのです。

例えばパンと言っても、いったいどんな材料でどんなレシピでどういう工程で、どのくらいの焼成時間がかかったパンなのか?どのような火を使ったのか?
ひとことで陰陽は決められません。
例えば玄米より陰性とか、野菜より陽性とか、何かとの比較をすれば、ある程度の陰陽はわかるかもしれません。
ですから本に「〇〇は陰性だ」とか「〇〇は陽性だ」という単純な陰陽の表現があるとしたなら、それは誤解の元になりますね。
人の体質についても同様のことが言えますから、単純に陰陽判断するのは危険ですし、注意が必要です。
本に書いてあることをそのまま信じてしまい、マクロビで失敗する人がとても多いのです。

ですので初心者の方も長年やっている方も、陰陽のことは、勉強したり理解しようとしたりしないほうが、かえって失敗しないと思いますよ。

それよりも今、あなたの身体がどうなっているか?が大切なことなのです。

自分で考え、発見し、そして感動する喜びを、どんどん体験し、味わっていただきたいなあ~と、思います。
それは自分自身を知り、受け入れること。
なにしろ楽しくて面白くてたまらないことなのです。

念のため、さらにここでお話しておくと、大森先生の正しい陰陽解釈を元に、さらに深く探求し進化したのが、國清先生の無塩食の考えです。
これについては『無塩食概論』1~3のシリーズで詳しく解説しています。
『無塩食概論』詳細ページ

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