【玄米食べたくない…どうする?】
玄米を食べるか、食べないか?
食べたくないけれど、食べるべきか。
最近特に多くなっているこの問題について、今回は取り上げてみたいと思います。
もう玄米を食べたくない
まずは、メルマガ読者の方からいただいたご感想をお読みください。
メルマガの陽性過多のこと、とっても勉強になりました。
だいたいのマクロビ本には、玄米、玄米。。。。と、玄米を食べるように書いてあります。
私が相談した指導者にも、玄米の炊き方を工夫して、とにかく玄米を食べるように言われました。でももう、どんなに炊き方を工夫しても玄米も食べたくないし、白米さえも食べたくないのです。
野菜をたくさん食べたくて仕方ありませんでした。
パンとか麺類などの粉モノは週に二回程度までなんていうことも本で読んで、我慢していたのです!どんどん苦しくなっていくなかで、西野先生のメルマガを読んで、
「なあ~んだ。玄米食べたくないなら、食べなくても別にいいんだ。」っとホッとしました。玄米は素晴らしいと思いますが、万人に常に良いものでもないのですね。
これからもっと楽な気持ちで、自分の食べたい、美味しい!と感じるもので、マクロビオティックを続けていけそうです♪(埼玉県・M様)
Mさん、ご感想ありがとうございました!
ご自分の身体の欲求、身体の声によく耳を傾けていて、とても素晴らしいと思いました。
私も玄米食べていません
私のメルマガでは、何度もとりあげてきたことなのですが、Mさんのような人は、最近とても多いです。
私のブログを読んでいる方はすでにお気づきのことと思いますが、私も、今は玄米を食べていません。
私も娘も、玄米を食べなくなってから、かれこれ20年以上経つでしょうか。
今から思えば、もっと早く玄米をやめていたらよかったと思っています。
意図して食べていないのではなく、身体が欲求しないので、食べたいとは全く思わないことと、食べても美味しいと感じないからなのです。
仮に食べたとしても、胃もたれしたり体が重くなったりします。
私の過去の著作には、玄米をいつも食べているかのように誤解されてしまうかのような記述があります。
しかしそれは、決して鵜呑みにしないで下さい。
というのは、本は、編集者の都合で、著者の意向が無視されてしまうことがたびたびあるのです。
(これについては、簡単に説明できることではないのです)
いずれにしても、過去の私のレシピ本の中で、玄米の調理法や食べ方を紹介していることについて、今となってはとても心苦しいものになってしまいました。
一日3食玄米を食べなきゃいけない?
とにかく大切なことは・・・
まず「今のあなたの身体」に集中しなければならないのです。
この件は、私の著作でない、他のあらゆるマクロビ本に関しても、注意が必要なことです。
単純に「玄米を食べさえすれば良い」という考え方は、とても良くないですし、場合によっては危険なのです。
例えば、一日3食玄米を食べましょう、などという指導はやりすぎですし、完全に体を無視しています。
玄米でなくてもどんなものでも、適量かどうか、そしてその時の身体の状態に合っているかを、確認することが大切です。
玄米を食べすぎていると肝臓に負担をかけます。
特に、手や顔などの皮膚が黄色くなってきました~なんていう人は、要注意です。
ネット上のマクロビオティックの記事、あるいは本や雑誌などには、あいかわらず、
「マクロビオティック=玄米菜食」
という固定観念が、蔓延しています。
まるでそれが正しい情報であるかのように流れているため、混乱を招くのだと思います。
マクロビオティックは、ただ玄米を食べること、菜食にすること、とかそういうことではなくて、
その時の自分の身体に合った野菜、調理の仕方、食べ方を考えて、選んでいくことなのです。
思う存分野菜を食べて下さい
Mさんの場合は、今は白米でもいらないということですね。
野菜をたくさん食べたいのですね。
思う存分、たくさんの野菜を食べてください!
そう、その気持ちを大切にしていってほしいのです。
そして。
蒸すのか、炒めるのか、煮るのか。
調味料をどのくらい、どのように使うのか。
それも、その時の身体が決めることなのです。
玄米が食べれない。どうすればいい?
このメルマガを、始めたときから読んでいただいている方々には、何度も繰り返していることなのですが、
最近でも、どんどん読者の方が増えてきていることと、
「玄米が入らないのだが、どうすれば良いか」
・・・というご質問をかなり多くいただくので、今回あらためて、この話題を取り上げてみました。
さて、ちょっと考えてみてください。
本や他人に、あなたの身体のことがわかるでしょうか?
わかるはずはありませんよね。
それではいったい誰が、あなたのからだのことを知り、理解することができるのでしょうか?
そうです。
それは、あなた以外の誰でもありません。
あなたしか、いないのです。
あなた自身が、あなたのからだを知ろうとし、理解しようと努力することで、からだのほうから、サインをくれるようになります。
初めは、ぼんやりとしているかもしれません。
でも、日々、心を傾け、変化に気づき、そして喜び、感動すること。
そうやっていくうちにいつしか、心と魂と身体が呼吸を合わせるようになってくる・・・。
もちろん私だって、まだまだ、修行中です。
というより、大森英櫻先生の言葉をお借りして、「人間一生排毒」ですので!
けれども、明らかにはっきりしていることは、日々を豊かに、健やかに生きていけることの喜びを知っていく楽しさ。
それが、確かなものだということが、身をもってわかるのです。
それは本当に、素晴らしいことです。