【異変に可能な限り早く気づく】
夕食後、キッチンから、洗い物をしていた娘の動揺した声が。
娘「ちょ・・・なにこれ」
私「どうしたの?」
我が家に突然起こった異変
見に行くと、シンクのまわりが水しぶきだらけになっています。
大惨事です。
私「え???」
何が起こっているのか、この時点で全くわかりません。
なので
「???」
です。
その後、トイレに行って水を流せば
ゴゴゴゴゴ・・・ザザザザーーーーーッッ!!!!!
ものすっーーーっごい水量。
お風呂場でシャワーを使えば、
ブワッシャーーーーーーー!!!!!
私「・・・・・???」
なんかおかしい。
と、思うのが自然です。
しかしノーテンキな私は一瞬、
「水圧が上がってシャワーがホテル並でいいなー♪」
なんて思ってしまいました(笑)。
専門分野の方の知識と経験値の高さ
いやいやいや。
ちょっと待て。
これ、やっぱりフツーじゃないよね?異常だよね?
・・・と冷静になって判断し、
翌朝すぐに管理事務所に連絡しました。
水道の専門業者さんに来てもらって、修理をしていただきました。
専門業者さんはさすがですね。
状態を知らせると、すぐに原因がわかったようです。
「急に水圧が変わったんですね?!」
「他にも気になるところはないですか?!」
「例えば、水栓レバーが重くなったりとか・・・」
といった会話の中に、専門分野で仕事されている人の経験値の高さに安心感を抱きました。
建築や設備系のことに興味がある私は、この機会にと、色々質問してしまいました(笑)。
この故障のおかげで、水道設備のことが、今までよりもずっとよくわかりました。
生活する上で設備のことがわかるというのは、とても良いことだなあと思いました。
専門的なことは分かりませんが、水道修理屋さんは、かなり時間をかけて調整をし、無事に正常な水量に戻りました。
体の異変
さて、体にも同じようなことが言えますね。
周囲から見たら、どこかがおかしいのは明らかなのに、本人は気づいていない。
人から「なんか変だよ?」と言われてもなお、「そう?大丈夫だよ」と思い込んだまま。
あるいは、自分でもどこかが変だなと思うけど、何を変えたら良いのかわからない。
どうしょうもなく機能的な不具合が生じるまで気付かない。
――――そんなことが、本当によくありますね。
排毒だから大丈夫?
例えば、個人相談中のAさんの事例。
Aさんは、長年、自己流マクロビでした。
「マクロビをしているし、動物性や砂糖を摂らないで、塩も減らしているから大丈夫」
・・・という思い込みがありました。
Aさんやお子さんたちに、ちょっと気になる症状があっても、
「排毒だからありがたいことだと思って我慢していました。
何年かすれば、きっときれいな身体になっていく。
動物性・砂糖なし、塩分控えた今の食事をきちんと続ければ大丈夫。」
と、全く根拠のない確信を持っていたのです。
Aさんの問題を検証
Aさんは、確かに動物性や砂糖を摂らず塩分控えめでしたが・・・、
実は、穀類がとても多かったのです。
それが、異常なほど多かったのです・・・。
穀類をたくさん食べれば大丈夫、症状が出ると排毒だから大丈夫・・・
そんな食生活を続けていたものの、やはり何かがおかしい、変だ・・・とモヤモヤしつづけるAさん。
でも、自分では何がどうおかしいのかわからない・・・。
ということで、思いつめてしまったAさんでしたが、
個人相談に来られて、今はその修正を行っているところです。
私の個人相談では、どこをどのように修正して、症状の原因はここですから、対処はこうして、と、毎日詳しく手取り足取りのやりとりを続けます。
まだまだ長期戦になりますが、これまでのやりとりだけでも、かなりの改善がありました。
問題解決のために大切なこと
「どこが間違いなのか」を知ること。
これが本当に重要で、なによりも必要なことなのです。
ここから始まるのです。
間違いに気づく、がスタートポイント。
まずはここに立たないと始まりません。
Aさんのように、何が間違っているのかわからないといった、自覚がない場合でも、
何が原因でどこを修正すれば良いのかを検証していくのが、私の行っている個人相談なのです。
問題の早期解決のためには、
<異変に可能な限り早く気づくこと>
なのです。
1.異変に気づく。
2.次に、早急に対処する。
この2点が重要です。
ところが、異変に薄々気づいているものの、現実を受け入れられないというのは、よくありがちですね。
「わかっているんですけど……」
というのが一番危険なセリフ。
これは、現実逃避を表しているのです。
問題をしっかり受け止め、前に進むことで、体と心を整えることができるのです。