【玄米マクロビと望診の間違いで過食悪化】
今回は、色々なマクロビ指導で遠回りをしてしまった方の事例を元に、なぜマクロビで体調が悪化してしまうのか?を詳しく解説します。
マクロビで間違える理由
マクロビというと、玄米食と望診といった指導がわりと普通に行われています。
しかしながら、望診とか食箋というものの問題が、よく浮上します。
どうして問題が生じるのかといいますと、体を本質的に見ていない。頭で考えていて、体のことは無視されているんです。
ひとつには「その人のその時の状態しか見ていない」というところにあります。
人の身体というものは、刻々と変化しています。そして、百人百様です。
変化し続けていて、それは決してとどまることを知らないのです。
ですから、そのほんの一瞬を見て、その人を判断するのは不可能です。
間違いや誤解が生じやすいと言えますね。
皆一律に、一定のやり方を指導して、陰陽と言いながらそもそも指導的立場の人が陰陽を間違えている。
そのため治らないどころか、悪化してしまうことが多いのです。
体質と真逆の指導で体調悪化
Mさんは、持病をかかえていたことや様々な体調不良があって、それを治したいと思っていました。
そもそもの自己流マクロビにも問題があったようです。
それで不調が出てしまったと思われます。
そこで、著名なマクロビの先生に診てもらい、食箋指導を受けました。
ところが、これが、Mさんの体質にとって、全く真逆の指導内容だったのです。
しばらく我慢していたMさんは、次にまた別の指導者に相談をします。
ところが……
ここでもまた、体質と真逆の指導を受けてしまいます。
当然のことながら、どんどん体調は悪化していく一方で、不安はつのるばかり。
困り果てていたところ、私の個人相談にお申し込みされたのです。
玄米マクロビの死角
私との何度かのメールでのやりとりで明らかになったのですが、
Mさんの受けていたマクロビの指導内容は、いわゆる従来の、古いマクロビのやりかたでした。
だから<真逆の指導>になってしまったんですね。
従来のマクロビ理論には、大きな<死角>があり、これが間違いのもとになっています。
石のように固く、ガチガチになってしまったMさんの身体をほぐすのには、かなりの時間がかかりそうです。
3週間では治せないほどの重症なため、今は長期サポートで体質改善に取り組んでいます。
今、見違えるほど良くなってきています。
ガチガチの身体がほぐれると同時に、
精神状態もやわらかくなり、不安感が減っていきました。
あたりまえのことですが、精神状態はすなわち身体の状態を表しています。
身体の状態が悪ければ、精神状態も悪いです。
身体から毒素が抜けて、血液が綺麗になっていけば、精神はとても安定します。
なぜ玄米マクロビで治らないのか?
従来の玄米を勧めるマクロビ=玄米をひたすら食べる。……といった一定のやり方では、どんな人でも決して良くなりません。
なぜなら、「単に玄米を食べているだけ」では、毒素の対処ができないからです。
毒素の対処がができないばかりか、毒をため込むようにガチガチに固まっていってしまいます。
私が現在行っているやり方は、マンツーマンの緻密な個人指導です。
毎日の身体の変化を、詳細に観察し、検証していきます。
これは本当に根気と忍耐力と、そして知識と経験が必要なのです。
そして、あらゆる角度からの分析をしていきます。
長期サポートは、まさに、ご相談者の方と私との二人三脚です。
一緒に考え、より良い道を探し、進んでいくのです。
だからこそ、どこに問題があるのかを早期発見し間違えないのです。
これは、一回の望診であったり、あるいは電話相談などでは到底不可能です。
体は複雑で、一定の法則にあてはめてしまっては、無理が生じてしまうのです。
長い間にじわじわと積み重なったものを解消するのは、途方もない月日がかかることになります。
早期の対処が大切なことですね。
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