【アトピー体質のタンパク質の摂り方とは?】
タンパク質の罠のお話です。
私自身、二十代からずっとアトピーに悩まされてきました。
しかし食事を変え、長くかかりましたが、自分で研究、実践を積み重ねることで、アトピーは完璧に完治することができました。今は跡形もありません。
今回は、娘さんのアトピーに関するご質問をいただきましたので、これについて回答します。
これは、アトピーの原因と治し方を考えるヒントになります。
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目次
アトピーで大豆アレルギーの0歳のタンパク質の摂り方
こんにちは。マクロビで子育て中のNと申します。
いつもためになるメルマガ配信ありがとうございます。
毎週とても勉強になります。今日はご相談があり、メールさせていただきました。
0歳の娘がアトピーです。
検査したところ、アレルゲンのひとつに大豆がありました。私自身はマクロビを始めてから、タンパク質を主に豆類から摂っていました。
しかし授乳中で娘がアレルギーとなると、豆類を毎日のタンパク源として大量に摂るわけにいきません。
しかたなく、肉や魚を食べています。。タンパク質を何から摂取すれば良いのか、食事をどうしたら良いのか悩んでいます。
マクロビで大豆アレルギーの場合、どうしたら良いのでしょうか?よろしくお願いいたします。
(熊本県 Nさん)
Nさんこんにちは。
結論から言うと、そんなに頑張って“タンパク質”をとろうとしなくて、大丈夫です。
むしろ“タンパク質”の摂取は減らして、蓄積した毒素(毒素となった古いタンパク質)を分解しなければ、アトピーは治りません。
アトピー体質はタンパク質の処理が追いつかない
まずは、肉や魚などの動物性タンパク質を一切、やめたほうが良いです。
大豆製品も一切摂らなくて良いです。
むしろそれらは、体にとって負担になってしまうのです。
アトピーやその他のアレルギーの人は、タンパク質過剰になっていて、臓器での処理が追いつかないのでこれ以上いりません、という状態なのです。
なので「タンパク質を摂らなくちゃいけない」と思わなくて良いのです。
というより、アトピー体質やアレルギー体質でなくても、タンパク質はそれほど必要としません。
食事内容はその人の体を見ながら決めていかなければなりませんが、大体、野菜に含まれているタンパク質で十分であり、それよりも意識を向けるべきなのは、生まれる前から体内に蓄積している、タンパク質が毒素となったものをどんどん代謝しなければならないということです。
「溜め込む」よりも「出す」方向性です。それによって体は正しく機能します。
娘さん0歳ということは、生まれつきのアレルギーですね。
最近では、生まれたばかりの赤ちゃんでも、すでにタンパク質過剰というケースも多いです。
つまり胎内にいる時から、お母さんの食べたものや受け継いだものによって、すでに処理しきれない状態なのです。
Nさんは、妊娠前はもちろん、妊娠中にも「栄養をつけなきゃ」と、タンパク質を摂り過ぎたのではないでしょうか。
そのため赤ちゃんがタンパク質過剰状態となってしまったのだと思います。
アトピーでなくてもタンパク質を摂りすぎている
そもそも、アトピーなどのアレルギー症状がなくても、マクロビ実践中の人は、大豆などの植物性タンパク質摂り過ぎの傾向にありますから、注意が必要ですね。
マクロビやベジタリアンの方でも
「タンパク質が足りないのではないか」
とか
「タンパク質は積極的に摂らなくては」
といった、間違った情報に惑わされすぎているのです。
このような、タンパク質不足の思い込みが拡がり、その結果、アトピーや花粉症などアレルギーの人や、腎臓に問題を抱える人達がどんどん増え続けています。
私自身がまさに、その被害者でした。
長く続いた辛いアトピー症状は、食を正して完全な菜食にし、蓄積したタンパク質と毒素を代謝することによって完治しました。
ボロボロの皮膚は、跡形もなく綺麗に普通の状態になったのです。
多くの方が勘違いされていることなのですが、ベジタリアンでも、大豆などの植物性タンパク質が必要と思っていたり、あるいは植物性タンパクだからたくさん食べても大丈夫と思ってしまうことです。
とにかく「足りないのではないか」と思い込まされすぎているので、このような思考に陥ってしまうのです。
植物性であっても、タンパク質の過剰摂取や、食べ方の間違いは体を壊します。
アトピー体質はタンパク質をやめればいいのか?
単にタンパク質をやめれば良いかという問題ではなく、食事全体の見直しと調整が必要なことは言うまでもありません。
タンパク質を減らしていくとともに、毒素として蓄積したタンパク質を溶かし、そしてさらにそれを出していくように考えて、食事内容を調整していく方向が正しいと思います。
それに加えて、塩や油など調味料の摂り方にも工夫が必要です。
塩分や油が多いのも、アトピーの原因です。そして塩分や油によってアトピーは悪化します。
摂り方の知恵を身につけていくことが、これからは必須となっていくことでしょう。
これについては、一人で悩みながら試行錯誤していくより、経験豊富なアドバイザーと一緒に取り組むと、早くかつ安全に解決できることと思います。