【マクロビで生理停止になってしまう原因】
マクロビと生理停止の関係についてのお話です。
なぜ生理停止になるのでしょうか?
マクロビで生理停止になった場合の考え方や対策について、ヒントになれば嬉しく思います。
いただいたご相談の内容をもとに、解説します。
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マクロビを始めてから4年も生理停止
はじめまして。いつもメルマガ楽しみにしています。
私はマクロビ(菜食)を始めて4年目になります。
時々排毒?と思われる症状が出て体調が悪い時もありますが、以前とは別人と思えるほど体調が良くなりました。ところがマクロビを始めてしばらく経ってから現在まで生理が止まっています。
体重減少が原因なのか、栄養バランスが悪いのか……
色々と自分なりに調べてみましたが、原因がわかりません。普段の食事は一日2食で、玄米と時々雑穀入白米+味噌汁です。
菜食と言っても自己流なので、やはり間違っている点があり生理停止の状態が続いているのでしょうか?
生理を再開させるには、どうしたら良いのでしょうか?(東京都・女性 Mさん)
マクロビ、つまり玄米菜食を始めると生理が止まってしまう人、多いですね。
ちなみに生理、女性の月経というのは、体内のお掃除です。
女性は男性と比べて栄養を溜め込む体にできているので、そのぶん、老廃物も多く溜まっていますから、どんどん出していかなければなりません。
なので、生理が無いということは、毒出しのルートが閉ざされてしまうことになります。
一時的な体重の減少や生理停止は、すぐ再開すれば大丈夫かもしれません。
もし長期的になっているとしたら、食事内容、食べ方に間違いがあるということになります。
Mさんの4年は長いです。ちょっと深刻ですね。
「マクロビで生理停止」の場合、確実に食事内容が間違っていると考えた方がよいです。
マクロビで生理停止になってしまう原因
Mさんの場合も、どこに間違いがあり、どのように修正していくのかを詳しく検証する必要があると思います。
ただ、今回のメールでちょっと気づいた点だけ、アドバイスさせていただきますと、
普段の食事は一日2食で、玄米と時々雑穀入白米+味噌汁などです。
この情報だけではあまりにも少なすぎるのですが、一日2食、と決めてしまっていることや、玄米を食べていること、そして雑穀を食べていることに問題がありますね。
まず、これらをすぐにやめて下さい。
生理が止まっている方でここを読んでいたら、とにかくすぐに玄米をやめることをおすすめします。
そして、味噌汁も合っていない可能性が高いです。
マクロビ本などを参考にされていたり、従来のマクロビを教わった場合、かなり塩分の濃い味噌汁を長い間摂っていたことになります。
それは生理停止の原因となります。
おそらく極端に野菜が不足していると思いますし、味噌汁だけでなく全体的に塩分量も多いでしょう。
つまり、ざっくり言うと、以下が原因です。
・穀類多食
・野菜不足
・塩分過多
さらに水分不足もありそうですね。
これらの他に何か、問題のあるものを摂っていたら、即ちにやめなければならないため、詳細なチェックが必要です。
マクロビで生理停止は我慢してはいけない
時々排毒?と思われる症状が出て体調が悪い時もあります
ここも気になりますね。
どのような症状か不明ですが、どの場合も「排毒」だから、「好転反応」だからと、我慢したりそのままにしてはいけないのです。
症状は何か問題があって出ているものなので、きちんと向き合い、何か症状が出たら正しい対処をしなければなりませんし、その原因が何かを追究しなければなりません。
このようにして、マクロビの偏った情報により、体にとって本当に必要なものがわからなくなってしまい、間違ったものを摂り続けることになります。
その結果として、体には異変が起こります。
また、自分では体に合っていると思ってやっていたことや、マクロビの範囲内だから大丈夫だという妙な安心感のためからか、バランスを崩していることに気づかず、実は身体に合っていないことをしていた、という人が後を絶ちません。
マクロビで生理停止を解決するには?
実は、なんと10年間も生理がなかったという方から、生理が再開したという、とても嬉しいご報告がありました。
この方は現在、長期サポート中なのですが、食事指導を始めて約1年経過しています。
この方もまず最初に、玄米をやめていただきましたね。
そして、細かく毎日、食事内容をチェックしていきました。
他にも、三週間で再開した人、半年で再開した人、三ヶ月で再開した人など、様々です。
その人の抱えている問題によっても大きく変わってくることですが、生理停止が長引くほど、回復しにくくなりますから、早急に問題解決していくことが大切です。
長期になると、どんどん回復が遅れます。早めに対処しなければなりません。
生理停止や生理不順の問題に限らず、何らかの症状が長期的に改善されない場合、それまでのやり方の問題点を見つけるしか、解決の道はないと思われます。