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西野椰季子のサイト

【マクロビ料理が楽しくない理由】


長期サポート会員のMさんから素敵なメールをいただきましたので、許可を得てご紹介させていただきます。

とても深いです・・・

良いお母さんに思われたくて頑張っていた

Mさんは40歳の女性、主婦の方です。

ここからが、Mさんのメール内容です。

西野先生、昨日はありがとうございました。

いろいろ感じたことを、どんどん書いてみたいと思います。

大きな気づきがありました。
スカイプで西野先生と一緒に、自分のことを言葉に出して振り返り、スカイプが終わって、ふと気づいたんです。

そうか、私は、「いい家族に見られたい」という思いで長い間、行動していたんだ・・・ということに。
そうわかったら、突然涙があふれてきました。
そうだったのか――と。

自分が愛おしく思えました。
「今までよく頑張ってきたね、もう頑張らなくてもいいよ、これからは、自分らしく生きていいよ」
と涙とともに、自分に声をかけていました。

「いい家族に見られたい」ということから、「いい母親に見られたい」という思いで行動もしてました。
そういえば、母親の手本、理想の人になりたいって思ってた時期もありました。

「Mさんみたいなお母さんになりたい」
「Mさんちの子に生まれたかった」
「Mさんちの子供達は幸せだね」

と言われることが嬉しくて、そう言われるために頑張っていました。
それによって、私は“私の母とは違う”ということを確認していたんだと思います。

「母みたいには、なりたくない、子供達には、私のような思いをさせたくない」
そういう思いが強かったと思います。
でも、それは、表面的なものでしかなかったんですね。

「いい家族に見られたい」ということから、主人や子供達に聞きもせず、自分がいいように、自分の考える幸せな食卓の理想を追い求めて、ひたすら料理していたと思います。

西野先生にも、『Mさんはいい家族』と思ってもらいたかったんだと思います。
先生に良い内容の報告をするために、一日を過ごしていたのかもしれません。

全然自分に向き合ってないですね。

お子さんやご家族のことを想うがあまり、逆方向に進んでしまっていたんですね。

雇われ主婦の料理になっていた

Mさんのメールはまだ続きがあります。

西野先生が「メールでのやりとりをあまりしなくても、しっかり私のアドバイスを汲み取って、コツコツと実行している会員さんもいますね」
とおっしゃっていて、この言葉がずっと印象に残っていたんです。
気になって考えていたら、気づいたんです。

ちゃんとやっててもメールすらしない人がいる。
私はちゃんとやってるのに、こまめに報告してるのに、と。

はぁ~自分がみじめです。どこまで周りの評価を気にしていたのかと。

でも、過食になっていっぱい食べてしまったとき、報告したくないなぁ…と思ったこともありましたが、
報告しなかったら、なぜ過食になったのか原因がいつまでたってもわからないから、正直に書いて相談させていただいていました。

今まで、私は雇われ主婦だと自分で勝手に思い込んでいたんですね。
だから、『作ればいいんでしょ』的な料理になっていたんだと思います。

母が、よく「なんでお母さんだけ食事作ったりしなきゃいけないの」と言いながら、料理していたのを思い出しました。
母が「私は女中じゃないの!」と言っていたのも思い出しました。
母も雇われ主婦だったんですね。

言われたことしかやらない。言われたことやるのって、つまらないですよね。

自分で楽しいように自由自在にできる、楽しむも楽しまないも自分次第、自分で創る仕事、レベルも自分で決められるって聞いたら、わくわくしてきました。

Mさんは料理が楽しくなかった理由に気付かれたのですね。

自分で考えることをせず答えを外に求めていた

Mさんのメールはもう少し続きます。

西野先生のアドバイスは、考えさせるようなアドバイスだと思います。
答えを自分で見出すようなアドバイスといいますか。

過去に行った料理教室では、新しいことを聞いてそのまま受け取ってきただけでした。
自分でその内容をかみ砕いたりもせず、あまり自分でそれについて考えるということはしていなかったように思います。

わからないときは、質問して、答えをもらってそのまま疑いもなく信じて、納得してました。
だからどんどん間違って行くんですね。自分を無視しているから。みんな同じなわけないのに。

こういうのって、学校教育で、こういう風に学んできたようにも思います。
学校は、みんな同じようになることを良しとしているから。

私は西野先生のせっかく投げていただいた数々のヒント、アドバイスをなかなかキャッチできてなかったですね。
鈍感でもあり、頭が固いというか、強力なブロックがありますね。

私がすぐに答えを外に求めすぎるというのも、同じですね。
自分で考えることをせず、答えを外にすぐ求めて、おしまい。この繰り返し。

そういえば、父は私が学校に行くときに、「先生の話ちゃんと聞くんだよ」と玄関で必ず私に言ってました。
私は、先生の話をちゃんと聞いてそのまま受け取っていたように思います。

Mさん、たくさんの素晴らしい、そして深い気づきがあって、良かったですね。
ここまで来れて、本当に良かったと思います。
実はこの前後にも、たくさんのご報告をいただいておりますが、ここではごく一部となります。

しかし、今日ご紹介した内容を読んでいただければ、Mさんの気付きの深さが伝わるかと思います。

本当に素晴らしい気づきだと思います。

体との対話の行き詰まり

Mさんが、3週間の個人指導に申し込まれた最初のきっかけは、ダイエットでした。
そして、長期サポートを受け始めたのは、ダイエットのリバウンド予防が、主な理由でした。

これらの目標については、大きな問題もなく進んでいました。

しかし、なぜかある時期から、Mさんは行き詰まりを感じるようになりました。
しかもその原因がご自分ではどうしてもわからず、不安な日々を過ごしていました。

体との対話の、行き詰まり・・・。

これは、よく起こりがちなことなのです。

よく起こりがちなのですが、しかし。
この根本的な原因は、人それぞれなので、ひとりひとり、詳しくお話していかないと、なかなかすぐにはわかりません。

「自信がない」という思い込み

Mさんは、人前でうまく自分を出せない、話せない、とおっしゃっていました。
その理由は、人の評価を気にしすぎているからなのです。
他人の評価を気にする→自信がない。という思考の流れを、自分で作っているのです。

そしてその原因は、親や学校などの環境であったりと、それも様々です。

重要な気づきを得られたMさん。
ここからは、実際の毎日の生活に、この気づきを活かしていくことが、Mさんの次の課題となります。

さらにセッションを重ねて、深めていけたらと思います。

思考と感情がごちゃ混ぜになって、混乱してしまうことが、どんな人にもあります。
そしてそれが体との対話の妨げになっているのです。
ですから、整理が必要なのです。
マクロビの間違いや失敗は、こういったことが原因となっている場合が多く見られます。

心と体は、同時進行なのです。

 

 

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