【肝臓からのエラー警告】
今日は、体に意識を向けていなかったNさんのお話です。
映画「パッセンジャー」から学んだこと
先日、「パッセンジャー」という映画を観ました。
アヴァロン号という豪華客船を宇宙船に仕立て、基本的にはSFなのですが、そこにロマンスを盛り込んでいて、
しかもジェニファー・ローレンスとクリス・プラットの2人の演技と存在感が素晴らしく、とても上質な作品でした。
その宇宙船アヴァロン号内の表現で、面白いものがありました。
3Dホログラムで立体的に宇宙船の全体像と細部が分かるようになっており、
どこかエラーや故障などが発見されると、赤いランプが点滅して表示されるのです。
船内は全てコンピューター制御なので、自動で修復もします。
修復されると、「修復しました」とメッセージが出て、赤いランプは消えます。
これは全てログが残ります。
しかし…実は内部で深刻なトラブルが発生しておりまして。
そこに誰も気づかず修復されないままに月日が経っていくために新たな問題がどんどん発生していき、
気付いた時には、取り返しのつかない重大な問題に発展していく・・・というお話なのです。
体内のエラー
私はその3Dホログラムになっている宇宙船全体図のエラー表示を見ながら、
「ああ、こんな風に体のことがいつもよく見えていて、どこでどういったエラーをしているか逐一分かったら便利だなあ~」
と思いました。
その一方で、考えていたことがありました。
宇宙船も、人が作った機械とはいえ、人体と似ているということです。
どこか一箇所に不具合が生じて、それを放置しておくと、他の問題が次々と発生してくるのです。
そして・・・
こうやってだんだんだんだん、じわじわじわじわと、壊れていくんだなあ……
と、その映像を眺めていました。
なんだか妙に、そのシーンが印象に残っています。
じわじわと見えない所でダメージが広がっていき、気付いた時には、手が付けられなくなっている。
・・・そうなってから相談に来る人が多いです。
何十年間も見ないフリ
Nさんも、そのように深刻な状態になってからご相談に来られました。
何十年間も、”クサイものにフタ”をし続けてきて・・・
見ないようにしてきたこと。。。
3年で治すのさえ無理かもしれません。
私の個人相談では、
望診、ヒアリング等、その他、あらゆるデータから、その人の分析をします。
数値はなんとか大丈夫だし自覚症状もないから平気
私「Nさん、相当肝臓が悪いですね……」
と言うと、
Nさんは、「えっ!? そうなんですか?
肝臓のことなんて、今まで考えてもみませんでした。」
こんな時、”アヴァロン号”のように、内部が全て目視できて、悪い所が赤色で点滅していて、
「ホラ、ここがね、こんな風になってるでしょ……」と説明できるといいのですが。
いや説明するまでもなく、見ればすぐに”自覚”できますよね。
しかし多くの場合、病院の検査でもなかなか分からないケースが多いんですね。
なので、「数値はなんとか大丈夫だし自覚症状もないから平気」と、体のことを考えないのです。
傷めた肝臓を回復させるには何年かかる?
私「回復には3年くらいはかかりますよ」
と言うと、
Nさん「3年?? そんなに?」
さらに驚かれます……。
Nさんは、長い間、ご自身の体のことを全く考えられていなかったのですね。
体に対する意識が麻痺していて、変化を感じられなくなっているのです。
だから、私の指摘に驚き、ショックを受けてしまうのです。
体=自分自身です。
体に意識を向けること。
それが、ネットセミナーの本質なのです。