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【リバウンドを繰り返す原因と対処法】


リバウンドを繰り返し、ダイエットに挫折していた30歳女性Mさんが、3週間で過食が止まり、落ち着いた精神状態を手に入れられた事例をご紹介します。

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仕事もままならない状況で過食が止まらずリバウンド

Mさんは過食、体調不良、精神不安定、リバウンドを繰り返すといったお悩みで、ご相談に来られました。

ダイエットしたいというご希望でしたが、身長からみて、-15kgは落としていい体重でした。
過食と精神不安定について悩まれており、怒りを溜め込んでいました。

3週間後の結果としては、精神状態が安定し、食べ方も落ち着いてきました。

過食でないときでも、かなりの早食いで、意識してもなかなか噛めないとのこと。
飲み込むように食べてしまい、胃腸に負担をかけていました。

過食をすると、血液がドロドロしますから、ますます精神不安定になります。
溜め込んだ怒りは、陽性毒でもあります。

過食によって体中に負担をかけてしまい、たくさんの症状が出ていました。
便秘、夜間頻尿、絶え間ない頭痛、目まい、鼻炎で鼻水がひどく、唇の荒れ、痰が絡み、常に吐き気がある。
腹痛、首・肩・背中のコリも強く、冷えと多汗を繰り返す。
むくみは常にあり、手の震え、手足の感覚が鈍くなっていて、生理は停止していました。
顔には吹き出物ができて、外出もしたくなくなってしまうほど。

過食は、特に菓子パンなどを大量に食べてしまう。
しかも料理が苦手で、自炊が続かないので、市販の物ばかり食べているとのこと。これでは、悪循環になってしまいますよね。

マクロビもやってみたのですが、過食は治らず、体調はかえって悪化していきました。
玄米は一時的に食べてみましたが、受け付けなくなってしまい、結局、菓子パンの過食となってしまったのです。

Mさんは、仕事もままならない状況ということでした……。
何をやってもリバウンドを繰り返していて、本当に辛い日々だったのです。

 

過食が原因でアトピーやニキビが増えてしまう

顔など、体の上のほうに出る吹き出物の症状は、アトピーと非常によく似ていました。

Mさんの場合は、積み重ねてきた過食によって深刻な肝機能低下に陥っていました。
肝機能低下の中でも特に、砂糖や乳製品を含む菓子やパン等の加工品を多食していた人に、
顔や上半身にアトピーやニキビ、湿疹などが出やすいのです。

Mさんが食べてきた菓子やパンには、動物性脂肪も多く含まれていました。

吹き出物の原因となるものをやめないと、皮膚は綺麗にならない。
分かってはいるけれど、食べるのもやめられない……。
そこでカギとなるのは、“やめる方法”です。

 

リバウンドを繰り返さないためのポイント

このようなつらく不安定な状態で、始めはとても大変でしたけれども、結果として、3週間が終了する頃には少し精神状態も安定し、噛めるようになってきたのです。

落ち着いて噛む、ということは、心の安定と繋がっています。
脳と関連しているのです。

噛めない状態というのは、消化にも良くないですが、脳にも良くないのです。
脳に良くないということは、思考力や判断力も低下していくということです。

とても恐ろしいことですね……。

しかし食事内容を整え、血液循環が良くなっていけば、落ち着く時間が増え、精神状態も安定してくるのです。

Mさんは早いうちにご相談に来られて、本当に良かったと思います。
体に出ている症状を全体的に見ると非常に深刻なものであり、このままだと深刻な病気になりかねない状況でした。
自律神経にも相当な問題が生じていることが伺えます。

このようなケースは、少なく見積もっても3年以上かけて、食生活を少しずつ変えていく必要があります。
体のダメージが激しい場合、慎重に進める必要があるのです。

 

なぜマクロビで悪化してしまうのか?

マクロビで体調悪化になった原因の一つには、従来のマクロビは穀類が多い食事内容だということがあります。
Mさんのように過食だった人には、穀類の多い食事は不向きなのです。
穀類では陽性すぎるからです。

過食の人は、芯に強い、そして悪い陽性が溜まっているのです。
そのため玄米と塩分過多の陽性食は当然合いませんし、むしろ悪化させてしまうのです。

かといってやみくもに陰性にすればいいかというと、そう単純ではありません。
間違いの元になりかねないので、気をつけましょう。

陰と陽のバランスは、その人の現在の体調に合わせなければならないのです。

 

リバウンドした時の対処法

過去にリバウンドを繰り返している人の場合は、3週間の個人相談で落ち着いたとしても、またリバウンドしてしまう可能性が高いです。

最もリバウンドしやすい時期が、3ヶ月くらい経過した頃です。
このような時に、長期的なサポートが必要となります。
一人で悩んでいると、行き詰まってしまいますし、リバウンドした時にパニックになって、落ち込んでしまうのです。

ところが、リバウンドした時というのは、実は体が変わってきている時でもあるので、客観的な視点が必要となります。
「いま、体に何が起こっていて、何を求めているのか?」
そこに集中し、観察し、分析する必要があるのです。

 

味覚の回復にかかる時間

Mさんは、味覚がなかなか戻らないのも、悩みでした。
料理をせず、スーパーの惣菜や弁当などの加工品を食べ過ぎていたため、大量の砂糖や塩分、添加物、化学物質などで、味覚と自律神経が麻痺してしまっていたのです。

味覚の回復には、ダメージの度合いにもよりますが、早い人で一週間、それほどダメージのない人でも3週間はかかります。
ダメージがひどい場合は、味覚回復に3ヶ月以上かかるケースもあります。

回復に時間がかかると希望を失ってしまいがちですが、イメージを持つことが大切です。
自分がどこへ向かっていくのか?というイメージですね。

必ず良いところへ向かうのだ、良い状態の体に変わるのだという、イメージを持つことです。
すると、何か排毒したり悪化したりした時に、間違いを見つけやすくなります。

直前まで市販の食べ物や動物性を大量に食べていた人の場合、排毒症状が強く出る傾向はどうしても避けられません。
ダメージの度合いによっては、すぐに体が整わず、焦ってしまうと思います。
けれども、やり方を間違えず、その時適切な対処をしていけば、体は必ず応えてくれるのです。

Mさんは、3週間の個人相談の終了後、長期サポートに参加されて、引き続き体質改善に取り組まれています。
まだまだこれから、長い道のりとなりますが、落ち着いてよく噛んで食べることが出来るようになってきたりと結果が表れ始めていますから、必ず回復されると思います。

 

 

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