【ヴィーガンやベジタリアンをこれから始めたい人への7つの注意点】
体に良いことをしたい、健康になりたい。
ヴィーガン、ベジタリアンになって、体にストレスをかけることをやめると、心身ともにとてもラクになります。
しかし、ただ菜食にすればいいかというと、そうではありません。何事も同じですが、重要な注意点を知っておかないと、かえって逆効果になってしまうことも。
注意点は挙げだすと本当に膨大なことになるのですが、さしあたり、7つの分かりやすいポイントを、簡単にまとめました。
最低でもこれだけは、おさえておいてほしいですね。
目次
1.塩分多すぎのヴィーガン食に注意
野菜はたっぷり食べているけれど、実は塩分がものすごく濃い!
これでは、せっかくヴィーガンやベジタリアンを実践していても、健康は害してしまいます。
特に、肝臓に負担がかかります。
尿回数が少ない人や、アトピーの人は、要注意です。
2.油使いすぎのヴィーガン食に注意
切り替えた直後に多いのですが、野菜だけだと肉料理のこってりさが足りないと感じてしまいます。
そのため、油の量が多いレシピばかりです。外食も非常に油が多いです。
しかし、いくら植物性でも油を大量に摂っていると、肝臓に負担がかかってしまいます。
これも上記同様、特に肝臓に負担がかかります。
アトピーの人は、要注意です。
3.水分不足のヴィーガン食に注意
これは非常に良くないです!
一部の古いマクロビでは、未だに「水分は少ない方が良い」と教えているところがあり、問題になっています。
尿回数の目安を教えている古いマクロビも、要注意です。
尿回数を少なくするために水分を制限してしまうからです。
これは一般的に言われていることですが、「喉が渇いてから飲む」のではなく「喉が渇く前に飲む」ようにしましょう。
4.野菜不足のヴィーガン食に注意
えっ、ヴィーガンって植物性のものだけを食べる主義のことなのに、野菜不足って?
……そうなんです。実は、ヴィーガンになると、今までよりもさらに野菜不足になってしまう人が多いのです。
「ヴィーガンだから大丈夫」「植物性だから大丈夫」
という安心感が手伝って、食事内容が偏ってしまうことが、その大きな原因の一つです。
玄米に雑穀、パンや麺類などの小麦といった穀類や、豆腐・厚揚げ・テンペなどの大豆加工品、車麩、高野豆腐などなど……
最も摂るべき『野菜』が、とても少なくなってしまっていませんか?
特に問題になるのは、穀類とタンパク質の摂り方。
それらを今まで摂りすぎてきたために症状が出ていることが多く、人によっては数年要らないことも。
5.大豆たんぱくやナッツ類摂りすぎのヴィーガン食は危険
内臓を疲れさせ、そして体全体の疲労、循環を悪くし、様々な問題を引き起こします。
以前、ご相談に来られた方々に、植物性たんぱく質摂りすぎによって、体がガチガチになり足が重くなってしまったという女性がいました。
また、ナッツとほうれん草(生)のスムージーを毎日飲んでいて、腎臓結石になってしまったという悲しいヴィーガンの話もあります。
6.ヴィーガンスイーツは危険
砂糖、メープルシロップ、てんさい糖、米飴、アガベシロップなどなど……、全ての甘味料が、体の細胞組織を劣化させ、老化を早めます。
簡単に言うと、良いことはひとつもないわけです。
「罪悪感がない」という心理も、ヴィーガンスイーツの過食につながります。
マクロビスイーツでも同様のことが言えます。
※マクロビスイーツで体を壊したAさんの事例
7.ヴィーガンを安心して続けるために一番大切なポイント
こうした間違いがなぜ起こるかというと、一般食(肉魚乳製品などを使ったもの)を、そのままヴィーガン食に置き換えた食べかたになってしまうからです。
そもそも、栄養学から始まった一般的な現代人の食生活そのものが間違っているため、それを菜食に置き換えただけでは、根本的な問題解決にならないのです。
ですので、今の食生活の根本原因から修正していくことが必須です。
これには、習慣、思考、心の問題も大きく関わります。
何のために菜食にするのか?
どのように実践するのか?……を明確にしておくこと。
これらも大切なポイントですね。
そして、どんなことよりも最も大切なポイント。
『自分の体から意識が離れないようにすること』です。
そのためには、毎日、第三者の客観的な視点を支えに、コツコツ練習することです。
どんなに賢い人でも、習慣を変えることは、一人では難しいのです。