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西野椰季子のサイト

【マクロビで顔色が悪い原因とは?】

マクロビ実践中の顔色について、よくご質問いただくので、ちょっとまとめてみようと思います。
顔色には体の内側の状態が表れているので、それで全てが分かるわけではありませんが、少なくとも何らかの問題について知ることができます。
よくあるご質問からいくつかの事例を書いていきたいと思います。

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マクロビを長期実践していると顔色が浅黒くなる?

このようなご質問をいただきました。

マクロビを長期実践している人達は、筋っぽくやせていたり、顔色が浅黒く、あまり健康そうに見えません。
私が西野先生にご指導を受けたいと思ったのは、筋っぽくやせていないし、お肌が白くてとてもキレイ、健康的だったからです。
なぜ、マクロビを実践していると、皆さん同じように筋っぽくやせて肌が黒っぽいのでしょうか?
そして、なぜ西野先生はそうならないのでしょうか?

そうですね。私もマクロビを長期実践している人に沢山会いましたが、顔色が黒っぽい人多いですよね。

私自身は白いというよりは、日本人の標準的な肌色だと思っています。
なぜ筋っぽく黒っぽくならないかというのは、その原因をよく理解して実践しているからです。
この件について、詳しく説明していきます。

マクロビを実践しているのになぜ顔色が悪いのか?

マクロビを実践していて顔色が悪い原因とは。

・マクロビを続けていたら、顔色が悪くなってきた。
・マクロビを始めてから、最近、顔色が悪いと言われることが多い。

このようなケースは意外にも、よくあります。
私のところへご相談に来られる方の、ほとんどが顔色についてお悩みを持っていました。
しかし私自身は、マクロビを始めてからこれまで、顔色について悩んだことはありません。

マクロビで顔色が悪くなるのはなぜなのか、解説していきます。

マクロビで顔色が黄ばんでくる

「顔が黄色いです」とか、「人からよく顔が黄色っぽいと言われます」など、
「手のひらが黄色いのはなぜですか?」といったご質問をいただきます。

全員がそうではないですが、大抵は玄米の食べ過ぎです。

これはどうしてかというと、肝臓に負担がかかっているためです。
玄米は、非常に油分を多く含んでいるのです。そして、とても消化が悪いです。
なので、この消化が悪いことと、油が多いことが重なると、肝臓に多大な負担をかけます。
ですから、もし顔色が黄色い、その他の皮膚が黄色っぽいという状態で、玄米を食べていたら、即ちに玄米をやめたほうがよいです。

玄米以外でも、油、塩分、砂糖の摂りすぎでも、肝臓に負担となるため、顔は黄色くなります。
過食の人にも多い症状です。

マクロビで顔色が黒ずんでくる

「だんだん顔が黒ずんできました」とか、「目の下に黒いクマができています」とか、
「冬なのに、日焼けしているみたいです。なぜでしょうか?」などのご質問をいただきます。

これは主に、腎臓の問題を表しています。
腎臓に悪いものといえば、水分不足、塩分過多、ナッツ類などの固いもの、クッキー、せんべい、などなど。
こうしたものを食べていると、腎臓がどんどん詰まって、循環が悪くなり、顔が黒ずんできます。

非常に単純な見方ではありますが、黒っぽいもの、茶色いものばかり食べていると、皮膚の色もそのようになる、とも言われます。
この考え方には一理あって、要は、食事のバランスが悪く偏っているために、体に悪影響を及ぼしているわけですね。

顔が黒っぽいというだけで、その他の自覚症状が無い場合もあるので、気づかないうちに重症化したり、手遅れになることも少なくないため、注意が必要です。

また、痩せている人に多いです。
玄米菜食で痩せていて顔が黒っぽかったら、要注意ということになります。

このような人は、疲労にとても注意しなければいけません。
休息よりも仕事を優先してしまったり、自分より家族を優先してしまったりする人は、要注意です。

人間の体は、一旦疲れてしまうと、回復するのが困難になります。
さらに怖いのは、疲れを感じなくなっている人も意外に多いことです。

個人相談中にも、疲れや休息についてアドバイスすると、「自分が疲れていると気がついていませんでした」と言う人が多くて驚きます。
しかも、疲れてくると判断力が低下するため、自分にとって良いことが何なのか、分からなくなってしまうのです。
とても恐ろしいことです。

マクロビで顔色が青ざめている

「顔色が悪い」とか、「大丈夫?とよく聞かれます」というご相談。

こういう人は、とても体が内側から冷えていますね。
砂糖や甘味料を多く摂っている人、お菓子好きな人に多い症状です。

怖い時、ひどくびっくりした時などにも、「青ざめている」という表現はよくあります。
これは簡単にいうと、血流が非常に悪い状態です。血の気が引いているわけです。

血流が悪い根本的な原因は、人によって様々です。
上記の黒ずむケースと同じように、腎臓が悪い人が多いですね。
ですから、顔が黒くないからといって、腎臓は大丈夫というわけではないのです。

マクロビで顔色が赤みがかっている

赤みがかっている場合は、これは場所にもよりますが、おそらく肝臓が悪いと思われます。
それと、アトピーの人にもよくありがちですね。

アトピーの人は、赤黒い顔色になっていることが多いです。
アトピーの人は、肝臓が非常に悪いですから、そのような状態が出やすいです。

のぼせて赤くなっている場合もあります。
この場合は、血圧が高くなっているかもしれません。
塩分量に注意が必要です。

マクロビで悪くなった顔色を取り戻すには?

以上は非常に簡単な説明なので、これらの部分だけを見てすべてを判断することはできません。
いろいろな角度から、常に全体を見なければならないのです。

体に何らかの問題が起こっている時、まずは食生活を見直すことが重要と思います。
結論を言うと、「現在食べているマクロビ食の内容が悪いので、臓器に負担がかかっている」のです。

疲れてしまった臓器の回復のためには、食を正し、きれいな血液を体に循環させることが先決です。
しかしながら、従来の玄米菜食では、この問題は解決しません。

そして、「〇〇が弱っていますね。」となった場合、次に来る質問として多いのが「何を食べたら良いですか?」です。
この質問の元になっている発想が、栄養学的であり、現代医療的なんですね。
まずはこのような間違った視点から脱しなければなりません。
どんなにマクロビを勉強しても、食事を変えても、視点が間違っていると、問題解決できないのです。

「何を食べたら良いか?」の前に、まず「体を悪くしたものは何か?」を突き止め、それをやめることが大切なことです。
その次の段階として、「どのように何を選び、食べるか?」という思考になっていきます。この視点が大切です。

このように、問題点に目を向けていくことこそ、最優先で実行しなければならないことです。

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