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西野椰季子のサイト

【玄米食で〇〇になった人たち】

現代人は、脂肪や糖分を摂りすぎているから、昔ながらの玄米食に戻せば健康になれる…。
マクロビの料理教室などに行くと、「まず玄米の炊き方から」教わることが定番化…。
「いきなり菜食にできないけど、とりあえず玄米から始めようかしら」…。
などなど……

玄米を食べることが=健康への道だと思って続けたマクロビ。
……果たして、本当にそうでしょうか?

実際には、玄米食で生じた様々なトラブルが後を絶ちません……。
玄米食で生じた様々なトラブルについて、解説していきます。

玄米食でやせすぎ

非常に多いご相談がこちら「痩せすぎ」問題です。
160センチ前後の身長なのに、体重30キロ前後という、激痩せになってしまった人も、何人もいました。

これには二つの原因が考えられます。
一つは玄米がとても陽性で、体の細胞組織を締めすぎてしまうということ。
玄米だけでなく、一緒に食べる料理も、100%野菜であったとしても、根菜や塩分、大豆加工品が多いために、全体的にとても陽性な食事内容になっていることがほとんどです。
献立が全体的に茶色っぽい場合は、要注意です。

二つめの原因は、玄米で胃腸にダメージを与えてしまっており、消化吸収がうまくいかないということです。
きちんと圧力鍋で炊いて、ドロドロ状になるまで噛んだとしても、玄米は負担になります。
なぜなら、玄米は種子であり、硬く締まっていて、そもそも消化しづらいように出来ているからです。
芽を出すのが種の持つ使命ですから、消化されてしまっては困るわけです。

玄米食で肝臓を悪くした

実は大量に油が含まれている玄米は、肝臓にもダメージを与えます。
ぬか油という商品ができるほど、玄米には油が含まれています。
油が多いために負担となった肝臓は、疲れ果てていきます。

何もかもが面倒になったり、鬱っぽくなったりと、精神面にも悪影響を及ぼします。
自分のために料理をすることも手を抜きたくなっていき、乱れていくのです。

もう食事は玄米だけでいいやと思ってしまったり、さらなる悪循環になっていくのです。
脂肪肝にもなりかねません。
顔や手のひらの皮膚が黄色くなってきた、という人は、肝臓に負担がかかっているということになります。

玄米食でアトピー悪化

そのような陽性で油の多い玄米ですから、当然のようにアトピーの悪化要因となります。
玄米をやめただけで、アトピーに改善が見られたケースもありました。

最近よく目にする、穀類と大豆加工品ばかりの食事もアトピーを悪化させてしまいます。
アトピーの人に必要なのは、体に合った沢山の新鮮な野菜と適切な飲みものなのです。

玄米食で顔が黒ずんできた

玄米食をしばらく続けていたら、顔が黒ずんできた。
目の下のクマが濃くなった。

これらは、腎臓に負担がかかっていることを表しています。
多くの場合、塩分過多、水分不足が原因です。

玄米食の古いやり方では、一日の飲みもの量を制限するのですが、とても陽性になって、体の細胞組織が委縮してしまいます。
このようにして、腎臓に負担がかかり、体が陽性に極端に傾いていくと、顔色が黒ずんでいきます。

玄米食で便秘が悪化

こちらも多いご相談です。
やせすぎ問題と同様に、組織が萎縮・硬化することが大きな原因です。
また、消化しづらい玄米は消化不良を起こし、どんどん詰まっていってしまうんですね。

逆に「玄米で便秘が解消された!」と喜んでいるケースもよく見かけますが、こちらは単に消化不良で押し流しているだけで、どんどん腸に負担をかけていきます。

玄米食で過食が悪化、甘いものが止まらない

塩分過多の玄米食を続けていくと、体はどんどん陽性になっていきますから、それを何とか中庸へ戻そうと、体は陰性のものを欲します。
しかしバランスが狂ってしまっているので、極端に陰性なもの、例えば砂糖や甘味料のたっぷり入った甘いものを選んでしまうことになるのです。

そして極端に陰性なものを摂ると、今度は極端に陽性なもの、塩分の多いおせんべいやスナックなどを選んでしまうのです。
これは意思の問題ではありません。
玄米食で体の陰陽バランスが狂ってしまっていることが原因なのです。

食事内容を改善したことで、過食や甘いもの中毒が止まらなかった人が、すっかり落ち着いて毎日の食事を楽しめるようになった事例は数え切れないほどあります。

やせると聞いたのに、玄米ダイエットに失敗してしまい、むしろ太ってしまった人も多いです。

玄米食で慢性胃炎

炊飯器で玄米を炊いて、いつでも食べられるから便利だと何年も続け、その結果、深刻な慢性胃炎になってしまった人がいました。

消化しづらい玄米を食べ続け、塩分過多、油分過多のバランスの悪い食事内容で毎日を過ごしていると、胃炎になってしまいます。
まだ大丈夫と過信して、自分の体を無視していると、いつの間にか慢性化していることもあります。
慢性化してしまうと、「そういうものだ」と思い込んでいたり、症状に気づかないまま生活しているので、気づくのが遅くなります。

慢性化してこじらせてしまうと、治すためには途方もない月日がかかってしまうのです。

玄米食で十二指腸潰瘍

玄米食で十二指腸潰瘍にまでなってしまった事例もあります。

胃腸の悪い人は、玄米食をやってはいけないのです。
実はこの情報は、かなり昔からあることなのですが、重要なことであるにもかかわらず、伝わっておりません。
特に、十二指腸潰瘍を一度でも診断された方は、本当に危険なので、今すぐ玄米をやめてください。

このように、玄米食で症状を悪化させてしまったり、問題を増やしてしまってから、私のところへご相談に来られる人が、本当に多いのです。
そして、食事内容を変えていくことで、体も心も改善していきます。

しかし、自分で問題に気づき、それを修正していくのは、非常に難しいことです。
サポートをしてもらいながら、間違いに気づき、どのように修正していけば良いかを発見しそして実践していくことが、真の健康への道なのです。

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