カリフォルニア州・53歳女性 Yさん
日々の食事を楽しみながら「必ず戻せる」という手応えを得たことは大変大きな喜びです。規定のフォームの質問項目を記入して行く方法でしたので、大変やりやすかったです。また、質問があれば書き込める欄もありましたし、そのご回答は必ずいただけたのでとても安心でした。
マクロビについては陰と陽という括りがあること、身土不二という言葉くらいしか知りませんでしたので、詳しいマクロビ理論をしらないと理解できないことがあったらどうしようと思っていましたが、先生のアドバイスは平易な言葉でされていましたし、むしろマクロビに捉われて頭で考えずに、身体が何を欲するかを感じることを促してくださいましたので、問題ありませんでした。
私は海外在住です。いくら住まいの近隣で採れたものを食すと言っても、先祖代々受け継がれた消化酵素は僅かな年月で劇的に進化することはあり得ません。やはり食べてほっとする心の滋養になる食事は、長年親しんだ和の惣菜でした。
先祖はライオン?とからかわれるほど肉ばかり食べていた若い頃、中年になって肉が主食の国に引っ越し、最初はおもしろがって日本にはないいろいろなファーストフードに挑戦。その頃から体重は増え、好きだからと言っていい気になって肉を食べると、翌日には口の周りに吹き出物が出始めました。
そんな頃に仏教系の話を聞いて心から納得するものがあり、突然の菜食転向。最初の数年程は内臓が軽くなったような爽快感があったのですが、その後何となく「病気ではないが元気いっぱいではない」という状態が常になって行きました。一度は減った体重もまた右肩上がりにじわりじわり。
年齢的に更年期障害も発症する時期、これがいわゆる不定愁訴というものか、と不調を受け入れ、折り合いを付け、これが老いるということだと諦めかけた矢先、西野先生のブログとメルマガを通じて無塩食セミナーを知りました。
40年以上も肉・魚を食べ、一方で日本人らしく米も麺もパスタもパンも‥‥と炭水化物のバラエティを楽しんでいたので、無塩食の理論から行けばどれだけつらい排毒があるのだろう‥‥と覚悟していましたが、セミナー期間中、いつにないほどずっと気分はとても良いままでした。
もちろん、体調報告書を通して先生が排毒の中和方法について細かいアドバイスをくださったお陰です。堅苦しくならないよう、体調を訴えたときにそっと平易な言葉で解決法をくださるのは、正に親が子のすることを目で見守りながらも手を出さずに導く様子そのもので、最初は恐る恐るであった体調報告書の自由記入欄も、だんだん相談事を書いてみたり、疑問をぶつけてみたりと楽しいものになりました。
先生の提供してくださるレシピもとても豊富で、無塩食をまったく知らない、協力する気もなかった家族に「良かったらどうぞ」と食卓に置いておいても「美味しい」「いい香り」と、塩や醤油で味付けした食事と一緒に食べてもまったく違和感のないメニューばかりで、自分の食事と家族の副菜が同時に作れるという思っても見なかった利点がありました。
また、最初は勝手が分からなかったのでとにかくレシピどおりに、秤まで用意して忠実につくっていましたが、そこで油の使い方、材料を入れる順番などにコツがあることが少しわかりました。またその逆に、同じレシピを何度か作るうちに、レシピにはない、でもそのときに食べたい野菜なども「これは足しても大丈夫」と自信を持ってアレンジできたりもしました。
食は生きて行く上での大きな喜びの1つです。特に年齢が上がって行くと、不味いものを食べたり食事を抜いたりするのはいかにも人生の無駄という気がして、つらいダイエットはまったくする気がありませんでしたが、その点でも無塩食は美味しいものをお腹いっぱい食べられるので、一日に2度か3度しかない貴重な食事を無駄にした、という感覚は一切ないのが素晴らしいです。
それどころかむしろ排毒の中和のためにと、身体が欲するままに果汁や果物などを頻繁に口にしていて胃が大きくならないのか心配するほどでしたが、無塩食をやめて減塩食から普通食に戻しても、まるで「そこまで」と声が掛かったかのようにやめ時がわかるようになりました。これは好きなものは吹き出物が出るほど過食していた私には画期的なことです。
実は海外に引っ越して、ストレスや出産などのせいで日本滞在時より約15キロも太ってしまっていたのですが、日々の食事を楽しみながら、じっくりと長い時間をかけてでも「必ず戻せる」という手応えを得たことは大変大きな喜びです。つい3週間前の「このまま小太りのおばちゃんとして老いて行くのだ」という諦めから脱却できたのはひとえに先生のお陰です。本当に本当にありがとうございました。